【インタビュー】斉藤芳宜さん:『サラリーマンが出版するための100の方法』 | 鹿田尚樹の「読むが価値」

2008年08月18日

【インタビュー】斉藤芳宜さん:『サラリーマンが出版するための100の方法』

出版は個人にとってのIPO

『レバレッジ人脈術』本田直之


「個人×ブランド化」時代に、
サラリーマンでも「自分をブランド化」する方法。

それが「出版」です。

『聞くが価値』vol.02でも、サラリーマンでありながら出版を実現させた坂田篤史さん、千葉智之さんにお話を伺い大変に好評でした。


今回はサラリーマンでありながら出版を実現した著者の方に、インタビューをしてきました。

題して『サラリーマンが出版するための100の方法』です。


その第一回目の著者は・・・

『お客をまとめてつかまえる 「セミナー営業」の上手なやり方』

船井総研に勤務されている著者の斉藤芳宜氏です。

DSCF3106.JPG



ということで、いってみましょう!


★斉藤芳宜氏:プロフィール

1974年生まれ。福井県出身。神戸大学経営学部卒。
大手通信会社においてIT関連の新規事業立ち上げのチームリーダーを経て、船井総研に入社。
現在、船井総研ソフトハウスチームにおいて、
特に即時業績アップにつながるコンサルティングを得意とする、IT・ソフト開発会社専門コンサルタントである。
セミナーを活用した営業手法の提案には定評があり、
これまで数多くのセミナーをプロデュースし、満員御礼を連発させている。
7人以下の密着型セミナーから 100人を超える大規模セミナーまであらゆるセミナースタイルを開発・提案し、
新たなトレンドを世に送り出している。
インターネット上でのIT関連製品の展示会「IT展示会.net」の運営統括責任者。
全国のソフトハウス経営者を組織化し、
オンリーワン高収益企業の輩出を目指す勉強会「ソフトハウス経営研究会」を主宰している。
中小企業診断士。


■THE・インタビュー:


鹿田:「斉藤さん。今日は宜しくお願いします」

斉藤氏:「こちらこそ、お願いします」


@「出版を目指した理由」


鹿田:「そもそも、斉藤さんはなんで出版をしようと思ったんですか?」


斉藤氏:「出版を意識し始めたのは、船井総研に入る前に務めていたNTT時代ですね。当時の勤務先の部長が本を出したんですよ。『ドラえもんのナントカ学』という本で、中身はもの凄く柔らかいんですけど(笑)」

「それでもNTTで勤めている人が出版したことに対して、単純に凄いな、と。NTTの人も出版が出来るのかと思ったんですね。」


鹿田:「なるほど」


斉藤氏:「それから本を出版した後に、昔の同僚から連絡があったときに言われました。」

「船井総研に行ったら、本を出す」って言ってたよ。と。

「僕も忘れていたんですけど、そんな出版に対する憧れというか潜在意識があったんだと思います。」



A「出版に至る経緯」


鹿田:「それで船井総研に転職して。最初の一冊目を出す経緯はどんなものだったのですか?」


斉藤氏:「船井総研には出版会議というものがありまして。出版をしたいコンサルタントが集まってプレゼンをする会議なんですけど。それを知って、ちょっと行ってみようかなと(笑)」


鹿田:「出版会議というのは船井総研独特ですね。」


斉藤:「そうですね。入社半年くらいのときに知りました。」

「あ、そういう環境があるんだ。」

「メチャメチャ恵まれているなと。」


鹿田:「出版会議とはどんなものなんですか?」


斉藤氏:「ある出版社さんが来て、企画を持っていくんです。そこには過去に出版された先輩方もいらしてアドバイスもくれるわけなんですが・・・」


鹿田:「はい」


斉藤氏:「アドバイスというか、バンバン突っ込んでくるんですね(笑)」


鹿田:「ダメ出しってやつですか?」


斉藤氏:「ん〜そういうとらえ方もあると思いますが・・・(笑)」

「先輩方がバンバン突っ込んできて、大体そこでしょんぼりしてこなくなることが多いそうです」

「僕もけちょんけちょんでして」


鹿田:「けちょんけちょんですか(笑)ところで、どのくらいの期間でやるんですか?」


斉藤氏:「1月に1回くらいで、参加者は10人くらいですね」


「そういえば、実は僕の一発目の企画は、SE向けのマーケティングの本でしたね。」

「それがけちょんけちょんに言われまして、僕も2年くらい出版会議に出るのをやめたんです(笑)」


鹿田:「そこからどう出版に至ったんですか」


斉藤氏:「2年くらいですかね。僕、小冊子書き始めたんですよ。『90日で成約率が確実に上がるセミナー営業成功読本』というものです。僕の付き合い先でセミナーをやることが多くて、それを小冊子にしてみようと。」

「そしたら、これ出版できるかなと出版会議にもっていったわけですね。」


鹿田:「なるほど、小冊子ですか。」


斉藤氏:「そうしたら丁度、松尾昭仁さんの『誰でもできる セミナー講師になって稼ぐ法』が出版されていまして。その担当編集者さんが、偶然にも出版会議の担当者さんでして」


鹿田:「それは偶然ですね」


斉藤氏:「そしたらその第二弾的な位置付けで・・・いけるんじゃないの?・・・と意外とすんなりと企画が通ったんですね。」

「じゃ、かける?」と。


鹿田:「担当編集者さんが理解があったんですね」


斉藤氏:「それも幸運でしたね。松尾さんの本とも切り口を変えていけるということで、これで出版が決まりました。」


鹿田
:「小冊子の威力も大きかったんじゃないですか?」


斉藤氏
:「そうですね。『あ、もうここまで出来てるの?』という感じでした。」

「やっぱりモノがあるといいですよね。ブログでもいいですから、コツコツと書いておいたほうがいいです」



B「本を出版して変わったこと」


鹿田:「出版をしてからどう変わりましたか?」


斉藤氏:「これは、色んな人に会えるようになりました。『著者です』というだけで、こうも簡単に色んな人に会えるのかと。」


「勝間和代さんにも会えましたが、出版社同士のネットワークって実に凄いんですね。著者というだけで、本当に色々な方に会えるようになりました。」


鹿田:「出版すると人脈の質が変わるんじゃないですか?」


斉藤氏:「質もなんですけど、量も違いますね。出版前には凄いなぁと思っていた人にも会えるようになりました。」

「僕が特に思うことがありまして・・・。船井総研って何が恵まれているかというと、サラリーマンでありながら、経営者と話せる機会が多いんですね。」

「僕は『経営者』と『それ以外の人』は人種が違うと思っていて、経営者は借金もリスクも背負っていますから、やはりサラリーマンとは違うわけです。」

「成長への意欲も高いですし、苦労も多い。そんな方と接するとこちらももの凄く学べるんですね。著者の中には経営者の方も大変多くて、出版するとそういう意識の高い方と会えるというのはもの凄く素晴らしいことだと思っています。」


C「サラリーマン著者になるための必要条件」


鹿田:「斉藤さんがサラリーマンでも出版できた理由はなんですか?」


斉藤氏:「僕が出版会議で言われたことなんですが・・・」

『そのテーマは斉藤さんにとって自信がありますか?』


『そのテーマについて、船井総研の中でナンバーワンですか』

と。

「やっぱりここは大事なんですね。どんな分野でもいいですから一番を取れる分野を持っていることが大事です。」


鹿田:「なるほど。他にもありますか。」


斉藤氏:「それからニッチでもいいと思います。サラリーマンが出版するならニッチな分野でないと難しいかなとも思います」

「それからもう1つ。自分が知らないものは書けないです。体験とか、エピソードとか、自分が知っているものの中から探すべきですね。」


D「サラリーマン時代にしておいたほうがいいこと」


鹿田:「出版前にサラリーマンでも出来ることはありますか?」


斉藤氏:「これはブログでしょうね。」


鹿田:「ブログですか」


斉藤氏:「はい。これは皆さん言うと思うんですけど。ブログとかでこまめに書いておかないといきなり書けないですよね。一番いいのは、ブログで書いたものを小冊子にしてみること。小冊子にしておけば、出版社にも持っていきやすいですよね。」

「今の時代は、ブログという便利なツールがありますから、自分のコンテンツを文字にしておくことです。あまりアクセスは気にしなくてもいいと思いますよ。」


鹿田:「コンテンツを書き溜めるのは大切な意識ですね」


斉藤氏:「それから本当に本を出したいという、モチベーションですね。」

「途中でやめちゃう人もいっぱいいるわけです。くじけずに本気で出したいというモチベーションを維持することも大切です。」


E「サラリーマン時代に学ぶスキル」


鹿田:「スキルのようなもので、身に付けておくべきことはありますか?」


斉藤氏
:「ライティングスキルは必須だと思います。」

「今の時代、ライティングスキルがもの凄く要求される時代ですよね。ブログもそうですし、セールスレターも、メールもですね。」

「私はライティングスキルがあれば飯が食えると思うんですよ。」

「人を動かそうと思ったら、ライティングの基本みたいなことはわかっておいたほうがいいと思います。」



*********

インタビューを終えて・・・。


6月に船井総研にお邪魔して、インタビューさせていただきました。

実はこの5倍くらいの量のインタビューをしていたのですが、

記事に出来ない部分のほうが面白い内容も盛りだくさんでして(汗)

・嫁さんマーケティング

・本が売れためにもっとも必要な要素

・勝間さんとのランチ秘話


などなど。

非常に素晴らしいお話しを聞かせていただきました。

斉藤さんは、実に温和な感じでインタビューも大変に上手い方でした。

質問に対して、的確な答えが出てくるというのは著者になる人の必要条件かもしれませんね。


斉藤さん、ありがとうございました!



その斉藤さんがサラリーマンをしながら実現した「出版」の一冊目。

お客をまとめてつかまえる「セミナー営業」の上手なやり方 (DO BOOKS)



【書評記事】

『「セミナー営業」の上手なやり方』@斉藤芳宜
http://www.yomugakachi.com/article/92958852.html




タグ:斉藤芳宜

この記事へのコメント
素晴らしいです^^
楽しく読ませていただきました!

6月・・・

だいぶ前にインタビューしてたのね〜。
★Posted by どら at 2008年08月18日 11:43

やはりブログですか

なかなか外出などが難しい者としては、ブログが鍵になるというのは大変励みになります。これからも鹿田さんお勧めの本を読みこなして、ブログをより充実させていきたいと思います。

貴重なインタビューの掲載ありがとうございました。
★Posted by じむこ@悪女 at 2008年08月18日 16:16

どらさん

6月なんです(汗)
当初の予定よりも、随分遅れての掲載となりました。

どらさんの編集スピードにはまだまだ追いつけませんね(笑)
★Posted by 鹿田尚樹 at 2008年08月19日 11:22

じむこ@悪女さん

ブログが鍵。
斉藤さんもそうおっしゃっていました。

またブログもライティングスキルですから、これからは個人的にもライティングスキルに注目していこうと思います。
★Posted by 鹿田尚樹 at 2008年08月19日 11:23

鹿田さん

わかりやすく、楽しく書いていただいてありがとうございます。

これを見て、「よし、自分もいっちょやってみよう!」という人が増えるといいですね。

これからもよろしくお願いします。
★Posted by 斉藤 at 2008年08月22日 14:35

斉藤さん

インタビューのご協力ありがとうございました。

>「よし、自分もいっちょやってみよう!」という人が増えるといいですね。

そうですね!出版の世界が広がるといいですね。
★Posted by 鹿田尚樹 at 2008年08月24日 11:46

斉藤さんのBLOGからたどって参りました。

こんな風にまとまったものを拝読すると、感無量・・・です。

段階を踏んだことが、通常の仕事をなさりながら出版というゴールを達成した大きな要因でしょうか。

ライティングスキルを磨くという点に大いに共感しました。

近頃は、学生時代から携帯メールでコミュニケーションをとる人が多いせいでしょうか。
話し言葉と書き言葉が違うことを理解していない方が多いと感じています。

「書けない」というのは、ビジネスパーソンとして致命傷だと思いますので、本の出版とまではいかずとも、ある程度、相手に伝わる文章を書く
ということは意識した方がいいですよね。

また時々、貴BLOGを拝見しますね!
★Posted by いとう かづえ at 2008年08月30日 18:04

いとうかづえさん

はじめまして。
コメントありがとうございました!

>「書けない」というのは、ビジネスパーソンとして致命傷だと思いますので、本の出版とまではいかずとも、ある程度、相手に伝わる文章を書く
ということは意識した方がいいですよね。

そうですね。
ライティングスキルは、出版に関わらなくても、これからの必須スキルになると斉藤さんもお話されていましたね。

またぜひお越しください(笑)
★Posted by 鹿田尚樹 at 2008年08月31日 01:28

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