『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』@小宮一慶 | 鹿田尚樹の「読むが価値」

2008年09月25日

『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』@小宮一慶


ビジネスマンのための「読書力」養成講座

どうも鹿田です。

今日の一冊は小宮一慶氏の最新刊。
『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』

サブタイトルは「小宮流 頭をよくする読書法」

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速読だけじゃムダ!
本は頭をよくするために読め!

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学びの主体が「読書」という方には価値ある1冊

「速読」という「毒薬」に犯されないための必読書






ビジネスマンのための「読書力」養成講座』@小宮一慶


経営コンサルタントであり、現在は年間に数冊の書籍を
出版される執筆家としても著名な、
小宮一慶氏の「読書法」を説いた1冊です。

「読書は、最高の勉強法」でありながら、
「読書の仕方」個々人でそれぞれのやり方が存在します。
最近でも改めて「速読」が注目されていますが、
本書では著者自身の「読書体験」から、速読だけに留まらない、
「本当に自分の頭を良くするための読書」を綴っている1冊です。

「小宮流 目的別5つの読書法」では・・・

@速読
A通読(レベル1)
B通読(レベル2)
C熟読
D重読

読書を「速さ」ではなく、「目的」にフォーカスして使い分けることを
具体的に読んだ本を列挙しながら紹介している点に、注目です。

個人的にも好きで読書をし、書評の為にも本を読んでいる鹿田が
読んでも「そうそう。なるほどなぁ」と納得する点が多い、
「読書のツボ」があらゆるところに散りばめられています。


本書の中でも、特に印象深かったのは・・・
読み手と書き手の論理レベルが違うと、読むのに時間がかかる

昨日の書評で、小飼弾氏の書籍を紹介した際の一文に・・・

ただ「弾言」は本当に予想外のところに話が飛んでいきます。
小飼弾氏の「脳内リンク」の広さに耐えうる「脳内リンク」を
持ち合わせない鹿田にとっては「ついていくのすら、やっと」という
状況で読みました。
(『弾言』@小飼弾・山路達也 9月24日記事)


ということを書きました。

実は、これは小飼弾氏と鹿田尚樹の、
「思考レベルの違い」「読書による蓄積の違い」が、
「ついていくのすら、やっと」という状況を生み出していたのですが、
小宮さんのこの一文を読んだときに、「やっぱりそうだよなぁ」と、
すっと「腹に落ちてきた」感覚を得ました。

「経験」の量によって、同じ本からも「学べることが違う」ように、
「著者」と「読者」の思考レベルの違いもまた、「読書」から得る学びを
考えるときに必要なところですね。

情報の価値は「受け手」で決まる

どんな素晴らしい情報でも、受け手にその「器」がなければ、
その価値ある情報を受け取れない。

そういうことですね。


貴重な時間とお金という「資源」を費やす読書に対して、
本当に身に付く読書とはどういうものかを指南してくれるのが、
本書『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』です。

学びの主体が「読書」という方には価値ある1冊。
「速読」という「毒薬」に犯されないための必読書。

ぜひ、読んでみてください!



快読のワンフレーズ


・ポイントは「 WHAT → WHY → HOW 」
現象(WHAT)を死って、その理由(WHY)を考え、それを自分の仕事や人生にどのように生かすか(HOW)を、本を読むことで身に付ける

・良いテキストとめぐり合うことが大事

・良い本というのは、それを読む過程自体で、知識や感動を与えるとともに、読み手の読書力を向上させる

・読書法は、「速さ」ではなくて、「目的」で使い分ける
→速読と通読、熟読、重読

・読み手と書き手の論理レベルが違うと、読むのに時間がかかる

・失敗にはいろいろなパターンがあるが、成功はワンパターン

・最初から、本質に迫るべき

・経営のために心理学を学ぶことは必須

・経営の本質とは・・・
「方向付け」「資源の最適配分」「ヒトを動かす」の3つ

・ビジネスというのは、経済学と心理学

・インプットは、アウトプットをともなうことによって、飛躍的に上がる


ビジネスマンのための「読書力」養成講座
小宮 一慶
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【目次】


はじめに

読書は、最高の勉強法!
実は、まったくの読書音痴だった!
法律学の教科書で、「熟読勉強法」を体得!
よいテキストを選び、「熟読法」をマスターすれば、独学も可能!
「読書力」を鍛えれば、頭はどんどん良くなる!
書くことも、「読書力」を鍛える
読む本を選ぶことが重要
読書法は、「速さ」ではなくて、「目的」で使い分ける!
小宮流四つの読書法

1 速読

速読では、頭は良くならない
速読は知識を短時間で得るための読書
毎週千ページ以上のリーディングアサインメントで見つけた速読法
速読とは、要点の拾い読み!
ケーススタディの速読は、数字や固有名詞に注目!
キーワードに印をつけながら読む
こんなときにも、速読が必要!
新聞で速読の練習をする
「速読力」を鍛える方法
新聞・雑誌の小宮流ファイリング術
速読するには、ベースとなる知識が必要
速読したい人のためのまとめ

2 通読レベル1
最初から最後まで読むのが通読
仮説を持って読む
経験を増やす
時間をかけずに、いい本をどんどん読む
経営全般については一流の経営者の一般向けの本を
マーケティングについては、実践的な本を楽しみながら読む
会計は、まず入門書を読んで、勘をつかむ
ヒューマンリソース・マネジメントについては、ストーリー仕立てのもので楽しむ
経済も入門書で基礎を学ぶ
投資本も本物を読む
ビジネス書としても読める小説を楽しむ
中身のロジックの重さで、読み方を使い分ける

3 通読レベル2
論理的思考力を高め、頭を良くする通読レベル2の読書法
一流の学者の本で、経済の本質をつかむ
仮説をもって、ピーター・ドラッカーを読み、経営の本質を学ぶ
成功したければ成功者に学べ
戦争の戦略論から、ビジネスの戦略の本質を学ぶ
社会科学に絶対性はない
世界の成功者から経営の仕事の本質を学ぶ
古典的名著で、経営理念の大切さを学ぶ
マーケティングの基本を古典的名著から学ぶ
会計は、細部にはまり込まずに、本質をとらえられる本を読む
ヒューマンリソース・マネジメントも本質に迫る本を
経営のために心理学を学ぶことは必須
使える英語を学ぶ
むずかしい本にも慣れる
原書のほうがかえって分かりやすい場合もある
通読レベル1も2も、移動時間に読む
通読レベル1と2はこうして使い分ける!
まとめ

4 熟読
これが、頭を良くする読書法!
きっちり理解するとはどういうことか?
リファランスを参照しながら読む!
必要なところだけ読む
観念的な本より論理的な本が向く
三十時間で成果が出る!
その分野の第一人者が書いた入門書と専門書を往復する
モティベーション継続の秘訣  いまの仕事に直接関係する分野から始める
短時間の間に一字一句読み込む特殊な熟読もある
熟読のまとめ

5 重読

人間としての成長を促す本は重読で
百回以上は読んだ『菜根譚』と安岡先生の『論語の活学』
いつも手元に置きたい一流経営者の教え
重読のまとめ

6 読書力を高める八つのポイント
1 いつどこで読むのか?
2 用意するもの
3 体調のよいときに読む
4 毎日読む
5 読書力を高める最速の方法とは?
6 読書で、実務と理論をつなげる
7 行き詰まったときがチャンス!
8 書く習慣を持つ
7 本書で紹介した小宮式読書法別推薦書籍一覧

あとがき


この記事へのコメント
どうも、こんにちわ〜

最近の読書本ブームのなかでは、この本が一番です。ワタクシの遅読を正当化してくれているようで(苦笑)自分の経験を振り替えってみると熟読や重読で思考力を鍛えられたような気がします。

ではでは。
★Posted by ゆきんこ at 2008年09月26日 13:47

ゆきんこさn

こんにちわ。
鹿田尚樹です。

世の中は「速読」ブームかもしれませんが、
鹿田も「速読派」ではないので、どちらかというと「遅読」?

>自分の経験を振り替えってみると熟読や重読で思考力を鍛えられたような気がします。

鹿田も繰り返し読んだ本の影響が強いですね。
★Posted by 鹿田尚樹 at 2008年09月26日 17:26

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