2009年01月12日

『芸術起業論』@村上隆

4344011783
芸術起業論
村上 隆
幻冬舎 2006-06



どうも鹿田です。

今日ご紹介する1冊は芸術家・村上隆氏の『芸術起業論』です。


今年、特に重要なスキルとなるのは・・・

「自分の価値観」を「表現する」という技術


「表現」と一言でいっても・・・

「言葉」(テキスト)「絵」(画像)「声」(音声)「動き」(動画)など表現する方法はここ数年で加速的に増加しました。

ビジネスパーソンにとって芸術家から学ぶべきことと思うのは・・・

1. 自分の世界観を明確にすること

2. 自分の世界観をどのように表現するかということ

この2点だと思っています。


自分メディア(ブログ・メルマガ)というツールが発展すればするほど重要になってくるのは・・・

書き手(管理人)の世界観の育成

実は「芸術家」が辿る道ととても似ています。

本書には、それこそ「策略的」といわれかねないような語り口で「芸術」と「起業」をテーマに描かれていますが、実はこの「策略的」でもある部分が、今の現代ビジネスを戦う上でとても重要なポイントだと思います。

・起業
・ビジネス

を個人ベースで考える上で非常に役立つ1冊だと確信したので・・・

今日はご紹介しています・

ということで・・・

続きはコチラ↓【芸術家とブロガーの不文律とは】




■『芸術起業論』@村上隆


ルイ・ヴィトンとのコラボレーションや、フィギュアがNYで16億円で落札されたことなどで日本でも話題となったアーティストの村上隆氏が「芸術とビジネス」について語った貴重な1冊です。

鹿田は「芸術」や「アート」の世界にまったく知識がなく「なぜフィギュアが16億円で落札されたのか」などの経緯も知りませんでした。

そもそも「芸術」とは・・・

「奇抜」や「創造性」で作品を作りだす

くらいにしか考えたことがなかったのですが・・・(汗)

本書を読んでその考えが、全くの見当違いであり、尚且つ驚きの連続で読んでいました。


本書は・・・

「芸術」というカテゴリーに属しながらも、「ビジネス」の王道や「人間の本質」などを徹底的に語った1冊と言っていいと思います。

特に印象深いフレーズだったのは・・・
・日本人アーティストが片手で数えるほどしか世界で通用しなかった理由
「欧米の芸術の世界のルールを踏まえていなかったから」(p.24)

欧米芸術の世界は、確固たる不文律が存在しており、ガチガチに整備されている(p.24)

「不文律」=「見えないルール」(暗黙のルール)

実は、ビジネスの世界でもとても重要な言葉ですが・・・

芸術の世界でも「不文律」というのは存在するということすら知りませんでした(汗)

人生も、ビジネスも、芸術も認められるための1つの王道は・・・

「ルールを理解したうえで、その中で良いパフォーマンスをする」

これに限るわけです。


鹿田の中でも「書評ブロガーの不文律」というのが、
一覧にして「バイブル」としてデスクトップに保存されてあるのですが・・・

何事も成功をするには「ルール」がわからなければいけない

と思ったから、自分で「ルール」を抜き出していったわけです。


サッカーだって、バスケットボールだって「ルール」がわからなければ、試合に出ようもありませんからね。

いくら「桜木花道」(スラムダンク)の才能がすごくても・・・

ルールがわからなくて、試合に出られなければ「評価」の下しようもありません。


本書の中では・・・

芸術家・村上隆もルールを知るために「歴史を学ぶ」とあり、このように語っています。

「欧米の美術の歴史に文脈を作るなら、徹底的な学習が必要になる」

「歴史を勉強すると自由な作品が作れる」

自分の成功を収めたい分野については「徹底的にルール」を知ることが重要です。


ということで・・・Next!
大事なことは入り口を作ることであり、入り口を作った人こそが美術の世界で讃えられる

「入り口」といえば・・・

「書評ブロガー」も「ビジネス書の世界の入り口」です。

だから、多くのものと繋がる可能性もあるし、「入り口」の強みがもの凄く発揮できるポジション。

「会計士」であれば「山田真哉」さんとか・・・

「インターネット」であれば「yahoo!」とか「Google」とか・・・

「女性起業」でれば「経沢香保子」さんとか・・・

「ゲーム」といえば最近はニコニコ(実況)の「しんすけ」さんとか(笑)


大事なことは芸術の世界でも、ビジネスの世界でも・・・

「入り口」に立つこと
「入り口」を作ること

この2つです。


***************


ということで、まだまだ紹介したいところでしたが、
この辺で割愛ということに(汗)

本書には他にももっと紹介したいところ・・・

たとえば・・・

・個人の歴史の蓄積をブランド化する方法
・芸術作品の価値は、発言で高めるべき
・世界基準の「文脈」を理解するべきである
・世界にプレゼンテーションをする秘訣

トピックだけでも、ちょっと興味がある方はぜひ読んでみてください。

本書を読むまで「村上隆」という方を全く知らなかったわけですが・・・

予想外にもとても参考になった1冊で、久し振りにドキドキしながら読んでいました(笑)


「ブロガー」も「芸術家」も辿るべき道は似ているんです。

それなら「超一流の思考」を「芸術家・村上隆」から学ぶことによって、自分の脳にインプットしてみてはいかがでしょうか?

ぜひ、オススメしたい一冊です!

ということで、今日はココまで!


快読のワンフレーズ


・日本人アーティストが片手で数えるほどしか世界で通用しなかった理由
→「欧米の芸術の世界のルールを踏まえていなかったから」

・欧米芸術の世界は、確固たる不文律が存在しており、ガチガチに整備されている

・欧米芸術のルールに沿わない作品は「評価の対象外」となり芸術とは受け止められない
→欧米のアーティストと互角に勝負するために、欧米のアートの構造をしつこく分析した

・欧米芸術の世界に挑戦する人のやるべきことは、運動や娯楽で世界に挑戦する人のやるべきことと変わらない

・勉強や訓練や分析や検証を重ねてゆき、ルールを踏まえた他人との競争の中で最高の芸を見せてゆくのが、アーティストという存在

・自由勝手な自由からは無責任な作品しか生まれない

・欧米の美術の文脈の下地を把握しなければ、美術の本場に「ルールの違う戦い」を挑むことになってしまう

・欧米を中心にした芸術の世界で取引されているのは、人の心

・自分自身のドロドロとした部分を見つめなければ、世界に認められる作品なんてできません

・日本人の芸術家は、商売意識が薄く、芸術を純粋無垢に信じる姿勢をとりがちですが、だったら趣味人で終われば良い

・お金のない時の動きというのは、何をするにも異様に時間がかかる
→そういう時間を縮めるために金銭の力が必要になる

・今、起業家たちがもてはやされつつも嫌われているのは、夢を実現させているから

・差別化をしたら、勝者と敗者が生まれます

・終わりのない家畜の世界がいいものなのか、終わりがあるけど力を試せる世界がいいものなのか、これはほとんどジョージ・オーウェルの『動物農場』みたいな幸福の選択で、どちらを求めるかは各人の目的設定によりますけど

・芸術は社会と接触することで成立する

・お金や時間を手に入れなければ「他にないものをひきよせるために毎日研究をすること」は続けられません
→つまり、ビジネスセンス、マネジメントセンスがなければ芸術制作を続けることができないのです

・価値や評価は、作品を作る人と見る人との「心の振幅」の取引が成立すればちゃんと上向いていく

・欧米で芸術作品を制作する上での不文律は「作品を通して世界芸術史での文脈を作ること」です

・西洋の芸術の世界で真の価値として評価されるものは「素材のよさ」でも「多大な努力」でもありません

・欧米の美術の歴史や文脈を知らないのは、スポーツのルールを知らずにその競技をみて「つまらない」とのたまうことと同じなんです

・コレクターとは基本的に悩むものほど欲しがるものです
→コレクターは売買に賭けるので、金銭を賭けるに足る「商品の物語」を必要としています


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【目次】

第1章 芸術で起業するということ
(芸術には、世界基準の戦略が必要であるなぜ私の作品は一億円で売れたか ほか)

第2章 芸術には開国が必要である
(芸術家は、技術より発想に力を注ぐべき世界で評価されない作品は、意味がない ほか)

第3章 芸術の価値を生みだす訓練
(六八〇〇万円の源は「門前払い」だった評価されていない作品ほど大化けする ほか)

第4章 才能を限界まで引きだす方法
(作品が歴史に残るかどうかが問題である徹夜なんて、努力のうちに入りません ほか)


_________________________

【編集後記】


オススメのセミナーを2つご紹介

@久保憂希也さんの「税務」と「勉強術」セミナー

1部:元国税が語る『税務調査の真実』
2部:『勉強術大公開セミナー』
http://www.inspireconsulting.co.jp/20090118.html

久保さんは今年著者としてもデビュー間近(?)な方で、元国税でビジネスのスペシャリストです。

こういう「スペシャル」な方とは、早めにお逢いすることをオススメします(笑)

Sっ気たっぷりのイケメン講師なので、打たれ弱い方はご注意を(笑)


A水野俊哉さんの「出版セミナー」

「ビジネス書ベストセラーの書き方講座」
http://mizunotoshiya.seesaa.net/

私自身も「褒められて伸びるタイプ」なので、みんなで「褒めて励ましあう関係」を望んでいます。

なんか惹かれてしまう(汗)

鹿田も「褒められて伸びるタイプ」です(笑)

水野さんからチラッと聞きましたが、「隣に座っている方はほとんど著者」か「そうなる人」かもしれないよと。

鹿田はソッチに興味津々だったり(笑)

ということで、どちらも「講師」も「内容」も知っているので・・・

オススメできるセミナーです。

この記事へのコメント
先日はありがとうございました。
とってもお会いしたかったので
お会いできて嬉しいです!!

冒頭の

1. 自分の世界観を明確にすること
2. 自分の世界観をどのように表現するか

ということは広告デザインでよく言われる

1.=What to say.(何を言うか)
2.=How to say.(どう言うか)

のプロセスとも同じですね!!

鹿田さん、デザインについてまじでアツく語りましょう。
これからよろしくお願いします。
Posted by 糸山妃奈恵 at 2009年01月12日 22:57
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