【残念】労力の割に成果が出ない…『残念な人の思考法』を読んで。 | 鹿田尚樹の「読むが価値」

2010年05月10日

【残念】労力の割に成果が出ない…『残念な人の思考法』を読んで。

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『残念な人の思考法』山崎将志・著

ひょんなことから『残念な人の思考法』を読む機会がありました。20分だけ読ませてもらったところ、想像以上に役に立つ、面白いと思ってすぐに購入して読みました。

仕事で高いパフォーマンスを出せる人の特徴というのは「優先度」を設定出来るということです。何が重要で、何が重要ではないかということを決められると、仕事はスムーズに進みます。

たとえばサッカーの試合(ワールドカップ決勝とか)で、残り1分しかなく、チームが1点負けている状態で「パス回し」を選択する選手は"残念な人"です。残り1分で、1点負けているのなら「とにかく1点のゴールを目指す」ことが、最優先事項ですよね。ということは1点に繋げるための「シュート」や「ロングパス」を選択することが重要度の高い行為です。


残念な人と、そうでない人では…

全体像の中で、押すべきボタン(優先度)がどこにあるかがわかるかどうかの差です。

本書の中でも、そんな「残念な人」(または店)の特徴を、事例を交えて紹介しています。

●行列ができてしまう残念な店

オープンから40分以上経過しているというのに、どのテーブルにもサラダの皿しか置かれていない。まだどこにもパスタが出されていないのだ。

カウンターから厨房の様子を観察していると、まずパスタの生産効率が、恐ろしく低いことがわかった。茹で上がったパスタに味を食える作業も、茹でる人間が行っている。同じメニューでも一品ずつ作っている。味のクオリティを上げるためかもしれないのえ、これは問題にしておこう。

しかし、その間に、パスタを毎回量って分けていたり、サラダを作っていたりなど、開店前に行うべき作業に追われているの、どう考えても問題だ。

1度に40人しか入らないのだから、滞留時間で、1日のランチに入るマックス320人。実際にはその半分くらいの入と推測できる。よってパスタの束を160個開店前に作っておけばいい。これがボトルネックということに、店は気がついていない。

確かに美味しいパスタなのだが、他にも美味しいパスタはいくらでもあるので、客としてはわざわざ指摘する面倒を取るよりは、別の店に行った方が楽である。

これは毎日のように行列を作っているパスタ屋さんが、人気ではなく調理のボトルネックによって、滞留時間の増加により「行列」になってしまう、という「残念な事例」の一つです。

●ストーリーのない資格取得に、それだけの価値はない

仮にその資格が取得できたとしても、なぜその資格を今になって取得したのか、誰もが納得するようなストーリーが必要だ。自分が何をやりたいか、何ができるか、その適切な説明ができないと、たとえば20代で同じ資格を持っていて、賃金が安く体力もあるひとと 比較された際にかえってディスアドバンテージとなってしまう可能性が高い。

資格を取得できたとしても、目的や理由、ストーリーがないと「残念な結果」に終わることもあるということです。

確かに面接の時に資格アピールできても、若い内なら目的がなくても許されそうだけど、年齢が行ってからの資格取得なら「何のため」ということがはっきり言えないと「今更、なにやってんの?」と言われかねない模様(汗)

今度「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」という映画を見に行く予定ですが、この映画の主人公のように「夢」や「あこがれ」から、運転士という資格を取るという物語は大変に素晴らしいものになります。

しかし、私が今から目的や夢もないまま「運転士の資格を取ります」とか「取りました」といっても、やっぱり"残念な人"になる予感(汗)

今更、なにやってんの!?と(笑)


本書ではいくつも「残念な人」の事例が出てくるわけですが、読んでいるうちに「あぁ、これ私のことだ」とグサリとすることもたくさん(汗)

労力の割りに成果が伴わない人や、頭が良いのに仕事ができない人には、こういう共通点があるんだなということで…私も身につまされる思いで読ませて頂きました(汗)

ということで、みなさんも本書から「残念な人度チェック」をして、自分が"残念な人"ではないか確かめてみてはいかがでしょうか?
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