
きのう『もしドラ』こと、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』の発行部数が100万部を記録したそうです。
意外にも……、ビジネス書の名門ダイヤモンド社ですが、大正2年の創業以来初となる快挙とのこと。
私も青春小説として楽しく読みましたが、今ひとつ"ドラッカーの教え"をしっかりと記憶していませんでした(汗)
そこで今日は……
「『もしドラ』のみなみちゃんが学んだ、ドラッカーの10の教え」をおさらいしたいと思います。
『もしドラ』のみなみちゃんが学んだ、ドラッカーの10の教え
1. 才能よりも真摯さ
人を管理する能力や人心掌握術は学ぶことができますよね。しかし、マネジャーに本当に大切なのは自分とチームの仲間(部下)に正面から向き合える「心」の部分だそうです。知的な能力よりも、人付き合いのスキルよりも、公明正大で部下としっかりと向き合えることが大切です。まずはスキルを磨く前に、自分の心(真摯さ)を磨きましょう。
2. すべては顧客からはじまる
マネジャーの最初の仕事は「組織の定義付け」です。そのためには野球部がどんな組織で、何をすべきかを決めることから始まります。ただ、「わかりきった答え」、たとえば「野球部は野球をする組織」というのは、ほとんどの場合間違いなのだそうです。事業は「顧客」から考えることが大事です。「顧客は誰か」を考えて、自分の事業とは何かを考えてみましょう。
3. 「何を売りたいか」ではなく「顧客は何を買いたいか」を問う
マーケティングの基本は「顧客」ですよね。野球部を応援してくれる人たち、野球部員たちは、野球部という組織に何を求めているのでしょうか。自分たちがやりたいこと!ではなく、自分たちの組織の周りにいる「顧客」の声に真摯に耳を傾けてみましょう。
4. 仕事に「働きがい」を与える
マネジメントの目的は仕事を通じて成果をあげることです。では、仕事を通じて成果を挙げさせるには何が必要でしょうか。それは「働きがい」だと言います。自発的に仕事に取り組み成果を求めること。働きがいを与えるには @生産的な仕事 Aフィードバック B継続学習、が必要です。仕事を与えるときには、この3つの要素も踏まえて託してみましょう。
5. 人の強みを発揮させる
人が雇われるのは、強みがあり、それを生産に結び付けられるからです。人は弱いものですが、弱点に眼を向けるのではなく、強みに目を向けて他者の弱点を補えるようにしてみましょう。
6. イノベーションは既存のものすべてを陳腐化する
マーケティングも企業を成長させる大きな要因ですが、それだけでは企業としての成功はありません。大事な課題は「イノベーションに取り組む」ということです。既存の枠組みを壊すことに反発もありますが、イノベーションを起こさないと最後は取り残されていってしまうのです。イノベーションを起こすためには、組織の中ではなく組織の外にもたらす変化とは何か?と考えて、外に目を向けてみましょう。
7. 自らの組織をもって社会に貢献する
社会貢献といっても「ゴミ拾い」とか誰にでもできるものではありません。自らの組織の強みを活かして、社会の問題に解決できることを探してみましょう。社会貢献をすることで、社会との新たな接点が生まれイノベーションも促進される可能性が高まるでしょう。
8. 間違いや失敗をしない者を信用してはならない
成果とは百発百中ではありません。成果とは打率であり、間違いが少ないことを評価してはいけないのです。事なかれ主義からは、見せかけの努力や無難なこと、下らないことだけに着手する人もでてくるものです。多くの間違いを犯す人ほど優秀かもしれませんから、新しい試みを否定的に考えないように雰囲気作りをしましょう。
9. 最大ではなく最適
規模には限界があります。お金も最大を目指したら際限なく仕事をして、集めなくてはいけません。最大ではなく最適を目指すことが大切です。自分の組織はどのくらいの規模が最適なのか、常に考えることにしましょう。
10. 成果こそ、すべての活動の目的である
組織の構造、人の関心をすべて成果に向けさせることが大切です。成果よりも努力が大事だというのは錯覚で、成果のために仕事するのが最大の目的なのです。努力ではなく、成果に焦点を定めるようにしましょう。
まとめ
まずは祝100万部ということで、これは快挙ですね。
改めて『もしドラ』を読み返して感じたのが、去年の出版時点の『もしドラ』の書店でのPOPに「どうしたんだ!?ダイヤモンド社」っていうのがあったのを思い出しました。
ダイヤモンド社というビジネス書の名門が、萌え系の表紙を大々的に使い、しかもダイヤモンド社のドル箱であった「ドラッカー」の旧来の保守的なイメージを自ら破りにいったことに対する書店の大きな反響を感じたPOPでした。
これも1つの「イノベーション」なのかもしれませんね。
今日の「10の教え」は、岩崎夏海・著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』からの抜粋です。まだまだ他にも、みなみちゃんが学んだドラッカーの教えはたくさん詰まっています。
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